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■漢方薬は体質、症状に応じた薬を選んで
→まずは漢方専門の薬剤師にご相談を
漢方薬は何ヵ月も飲み続けなければ効き目が現れない、と思っている人も多いようですが、漢方にも長期的に使って体質改善をするものと、症状だけを改善する対症療法的なものがあります。また体質と症状にぴったり合ったものを専門家に選んでもらえば、遅くとも1週間以内には効き目が現れるといいます。
花粉症の治療薬として、もっともポピュラーなのが「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」で、涙目、くしゃみ、水っぽい鼻水、水っぽいたん、鼻づまりなどの症状を改善させます。体を温め、乾燥させる効果があるので、冷え体質の人に向いている薬といえるでしょう。
逆に、体が熱っぽく、目、鼻、のどの粘膜が赤くはれ、鼻水も黄色く粘ついているタイプには「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」などが向いています。体質や症状は、そのときどきで変わるので、薬を一度に大量に買い込まず、そのつど、専門家に相談を。
取材協力/イスクラ産業
監修:陳志清
南京中医学院(現南京中医薬大学)卒業。陝西中医学院修了。南京中医薬大学医師・講師として勤務。93年に来日、東京医科大学第一内科研修。広島大学大学院医学系研究科生命薬学系博士課程修了。99年より日本中医薬研究会選任講師。医学修士・薬学博士。 |
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自分のタイプにあった花粉症対策を立てる体質や薬、食品を「寒(涼)」「熱(温)」で分類するのが中医学の基本中の基本。「寒」体質の人は「熱」性の、「熱」体質の人は「寒」性のものをとって体質のバランスを調節します。
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□透明鼻水で量が多い
□悪風・悪寒がするくしゃみをする
□ノドが痛かったり目の充血はない
□冷え性で元気がない
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黄耆、白朮、防風の名コンビ「衛益顆粒」が適当。花粉症になる人は、シーズンに入る1〜2ヵ月前から飲み始めるのが理想的。 |
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衛気の機能を強化する衛益顆粒に加えて、鼻水を止める小青竜湯、抗ヒスタミン作用がある沙棘フラボノイドなどを適宜併用する。量や組み合わせ方は、体質、症状でかわる。
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□鼻づまり
□ノド痛
□目が赤い
□かゆみがある
□ノドが渇く
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熱性体質タイプは、さらに細かく分類でき、体質改善を目標とする漢方薬も種類が多い。八仙丸はその代表的漢方薬の一つ。 |
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一例として、体の熱を冷まし、炎症を抑える天津感冒片と、抗ヒスタミン作用がある沙棘フラボノイドなどの組み合わせが考えられる。
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「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」は、水っぽい鼻水がダラダラと流れてくるような症状に。呼吸器を温める作用があります。¥1,470(税込)
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「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」は、熱を冷ましながら発汗させる生薬を配合。鼻やのどの炎症をやわらげるので、花粉症にも効果的。¥1,323(税込)
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「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」は、胃腸の働きを高め、免疫機能を整える作用が。風邪の予防、治療にも使われます。¥1,365(税込)
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Q.病院で花粉症治療を受けていますが、漢方薬を併用してもだいじょうぶですか?
基本的に問題ありません。ただし、どんな場合にも言えることですが、自分の体質に合ったタイプの漢方薬を選ぶべきなので、専門家に相談してください。すでに医師にかかっている時は、医師の了解の元に使いましょう。
Q.今花粉症に悩んでいますが、漢方薬は効果が出るまで時間がかかりませんか?
漢方薬というと、効き目が出るまで時間がかかると思われているようですが、即効性のある漢方薬もあります。しかし、中医学には「未病先防」という言葉があります。自分がかかりやすい病気を、病気になる前に知って予防するのが一番です。これには体質改善が伴います。体質改善には時間がかかる場合があるでしょう。気をつけてほしいことは、ある人に効いたという情報だけで使ってはいけないということです。あなたの体とその人の体は違うのですから。
Q.こどもですが、漢方薬を飲ませても大丈夫ですか?
基本的に大丈夫なのですが、お子さんの薬を選ぶ時には、安全性を考えると大人以上に注意が必要です。特に自分の苦痛や症状をちゃんと表現できない幼児の場合はなおさらです。必ず漢方に詳しい専門家に相談してください。
Q.花粉症になりやすい人の食べ物に関する注意を教えてください。
予防には体質改善が大事ですから、腎、脾、肺の働きを損なってはいけません。例えば、アイスクリームなどの冷たいものや生ものは避けましょう。消化機能が衰えるからです。症状が出ている時には、脂っこいものやアルコール類は控えましょう。ヨーグルトなどは免疫機能の調節におすすめできます。
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